Workbench入門講座〜その9〜

今回もPreferenceの説明から行います。

WBPattern

まず、WBPatternのWindowを開きます。すると、まず、Placementのサイクルギャゼットを選ぶと、Workbench、Windows、Screenをそれぞれ違う背景を選ぶことができます。WorkbenchはWorkbenchウィンドウの背景です。Windowsはそれぞれのファイルすべての背景になります。ScreenはWorkbenchウィンドウの外側にあたる背景です。

(図1)WBPattern Preference

Pattern

さて、次にTypeのサイクルギャゼットで、PatternとPictureを選びます。Patternを選んだ場合は、Presetから8種類のPatternを選ぶことができます。さらに、新しくパターンを描くことができます。また、拡大図ボックスにマウスを使ってPatternを修正することができます。この場合、色選択ギャゼットから色を選ぶことができます。

さらに、Patternを別のツール、例えばIconEditやDeluxe Paintで作られたものをPatternとして利用することができます。まず、Deluxe Paintで16x16ピクセルの絵を描きます。これをブラシでファイル名[例えば、RAM:CFC.IFF]をつけて保存します。次にWBPatternを開いて、プルダウンメニューのLoad Imageを選択します。ここで、RAM:CFC.IFFと入力すると、拡大図にDeluxe Paintで作られたPatternが表示されます。これを利用するには、TESTまたは、USEで利用できます。TESTはこのWBPatternのウィンドウが開いているときだけ確認するために利用します。USEは電源をOFFするまで利用できます。気に入ったならSAVEで保存すれば、次の立ちあげからも利用できます。

(図2) CFC Patternの背景

さきほどのWBPatternのプルダウンメニューですが、Load Image以外に次のようなコマンドがあります。これらは、RAM:の中のclipboardに保存されます。

Cut・・・・拡大図→clipboard 拡大図をクリア。

Copy・・・拡大図→clipboard 拡大図はそのまま。

Paste・・clipboard→拡大図。

Erase・・拡大図クリア。

Undo・・・WBPatternのUNDOと同じ働き。

Load Image・・Patternのファイルを登録する。できたファイルはOpenから読み込むことができる。

Last Saved・・最後に保存したイメージを拡大図に戻す。

Restore・・拡大図を元の状態にもどす。

Picture

さきほどのWorkbench,Windows,Screenの背景に、Deluxe Paintなどで作られた画像を張り付ける事もできます。まず、サイクルギャゼットでPictureを選び、次にSelect pictureをクリックすると、ファイルリクエスタが現れます。これに利用したい画像のファイル名を入力します。あとは、TEST、USEやSAVEをクリックして利用して下さい。

(図3)ScreenMode Preference

これに利用する画像は、すべてScreenMode Preferenceで決定されます。ScreenMode PreferenceでColorが4の場合は、たとえ元の画像がいくらであっても4色以上の表示をすることができません。NUDEを背景に張り付けることもできますが、また、Display Mode(640x400:High Resインターレスなど)と利用する画像のモードが一致しなくてはなりません。IFFファイルであることはいうまでもありません。

(図4)IntelOutsideを背景にする。

私は、あの有名な"Intel Outside"のロゴを利用しています。このロゴはMagic Workbenchについているロゴなのですが、Magic WorkbenchはAGAの画像に対応しているため、NON-AGAマシンにはそのまま使えません。しかし、4色以内で表示できる"Intel Outside"のロゴがありましたので(NIFTY Amiga(ES) Forumにアップされています。)、それを利用しています。

(以下次号)