Posted by はまかわ on January 06, 2001 at 23:45:37:
C64Cレストア報告その1
はじめに
今回は、オークションで見つけたC64Cを購入し、レストアをしましたので報告します。
購入金額は本体とフロッピードライブ+JOY2個+ROMソフト5本でしめて3000円ほどでした。
送料を入れても数千円の買い物です。
レストアと聞くと何か大げさに感じますが、慣れれば大変に面白い作業になりますので興味のある方は是非、試してみてください。
C64Cについて
C64は1980年代を代表するコモドール社の8ビットのパソコンです。当時のC64の雑誌の広告に
この様に紹介されています。
コモドール64は、スプライト・グラフィックやミュージック・シンセサイザー機能を備える画期的な
パーソナル・コンピューターであり、ホビーはもちろんビジネスや科学技術分野にも幅広く活用
することが出来ます。
と紹介されています。たしかにゲームも数千種類以上存在し、英語を母国語にしている国では
実際に表計算やワープロとして活躍していました。主な機能仕様は下記のとうりです。
機能仕様
CPU : 6510 (任天のファミコンのCPUが6502で、その兄貴的なCPU)
CLOCK : 1.02MHZ (最近のPCは1Gオーバーが当たり前ですが、その何分の一?)
ROM : 20Kバイト(BASIC 10K、KERNAL 6K、キャラクタージェネレーター 4K)
RAM : 64Kバイト ↑(OSのROMのこと)
CRTコントローラチップ 6567 AT互換機で言う、グラフィックビデオチップ
ハイレゾ・モード 320*200ドット
ローレゾ・モード 160*200ドット
サウンドコントローラ 6581(3ボイス+1外部音声入力) AT互換機で言う、サウンドチップ
コンプレックスインターフェース・アダプター 6526
シリアルインターフェース
カセットインターフェース
ユーザーポート
キーボード 66キー
電源 20W
重量 1.8K
こんなにジョボイマシンですが、メールはもちろん、WWWのブラウズもも可能ですし
IDEのインターフェースを着ければHDやCD−ROMも使える!!
但し、速度やレスポンスは、それなりに・・・・ですが。
C64はマイナーチェンジが4回ほど繰り替えられた。と思います。
初期型、量産1型(大量)、量産2型(C)、最終モデル(G)
なぜ?なに?C64Cとは・・
現在市場に残っているC64は生産されてから随分の時間が経過している為、実用に耐える製品が
見分けにくいですが、C64Cは3回目のマイナーチェンジの機種で外見が白いところから”ホワイト
コモドール”と呼ばれてスグに見分けがつきます。その為、購入したが・・蓋を開ければガタガターーと、いらない心配とする必要がありません。
外見は初代のC64とは随分と替わり、C64Cはトッテモ洒落ていてアルゴデザイン風になっています。デザイン的には各人で趣味が違いますが私個人としましては、MACの初期モデルのプラスとこのC64Cがお気に入りです。
初期型のデザインも大変に臭くて、これは、これで変態チックにおしゃれです!
(当然、変態の私も所有しています)
また、内部のデバイスも随分と洗礼され大幅な部品点数の削減に成功しています。即ち機械として
信頼性が高くなった!+消費電力の削減=発熱問題の減少とメリットが多いことが特徴です。
以上の理由から今回のレストアの餌食にしました。
ただし、海外のC64マニアの間ではC64Cは、外形が替わった為、初期型用の外部パーツが
刺さらない!!と嫌うマニアも居ます。後に64Gとして外見が初期型に戻り、次のモデルの
C128へ・・・
番外編
C64の兄弟マシンが居た!
MAX4やフラット・キーボードのマックスマシンがありますが、あまりにも生産コストを追求した為におもちゃ的になり、コモドール社の汚点マシンとなった??とか、ならないとか??
(MSXが怖かったのか・・・・気が狂ったのか?当時の思いを引退したペトロ氏に聞いてみたいなーー)
今回のレストア内容
1、ボディーのクリーニング
2、キーボード関係の掃除及びメンテ
3、基盤回りのクリーニング及び点検
4、内部機構部品のクリーニング及び点検
5、メッキ品の修復
6、半導体関係の劣化部品の点検、及び交換作業
その他モロモロ
具体的な説明は其の2で説明しますのでお楽しみに!
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また、記事の内容に間違えが、あるかもしれませんので其の時はご指摘ならびに御指導願います。。
はまかわ